はじめまして、すうがくパパです。高校1年と小学5年の二人のムスコがいる父親です(2025年4月現在)。教育関係者ではありません。(2024年の)10月から4ヶ月半、週末と冬休みに上の長男の受験勉強を手伝いました。
当時ムスコは進学校を志望していましたが、学校の成績がビミョウで、調査書(内申書)が受験のハンデになっていました。また、塾に通って英国はソコソコだったものの、数学が苦手で、夏休みを過ぎても模擬試験の偏差値が数学は50未満でした。
そこで、10月に志望校をおおよそ決めたうえで、数学の勉強の計画を立てたり、分からなかった問題を解説したり、といったサポートをしました。
ムスコは、模試や過去問、塾の教材、その他問題集と、様々な教材を使って数学の問題を解いていました。そこで、受験までの残り期間が少ない中で効率よく得点力をアップできるよう、次の二つを重点的に進めました。
一つ目は、解いた問題のなかから、解き直すべき問題を特定した上で、そのコピーをルーズリーフに貼り付けてもらいました。正解も一緒に貼り付けるか、添え書きしてもらいました。ちなみに、こうして作ったノートを「チョキペタ」と呼んでいました。

二つ目は、私も同じ問題を一緒に解きながら、自分がどこに着眼・着想して解き方を見つけるに至ったかを説明し、ムスコと議論しました。また、そのポイントを「チョキペタ」にメモしてもらいました。
こうして10月から12月の間、いわば解き直しのための問題集として、「チョキペタ」がバインダーノートに蓄積されていきました。最終的には70~80題になったと思います。
冬休み以降は「チョキペタ」の解き直しを一日5題程度のペースで進めました。各問題とも概ね3回繰り返してマスターしていきました。
もちろん、並行して志望校を中心に(解かずに残っていた)過去問にも取り組みました。これについても、頻出と思われる問題については「チョキペタ」を作りました。
こうして迎えた受験は、必ずしも順調と呼べるものではありませんでしたが、最終日に受けた第一志望グループの一つ(偏差値60~65)にどうにか滑りこむことができました。
さて、私がこのブログを書こうと思った理由は二つあります。
一つ目は、ムスコと一緒に数学の問題を解いて議論したなかで、問題の解き方を説明するのではなく、そもそも「どのように解き方を見つけるのか」が重要だと痛感したことです。問題集の正解を見ても、解き方は書いてあるものの、その着想の仕方までは解説がないケースがほとんどです。これでは、自力で解き方を見つけることが難しいと感じました。
二つ目は、下のムスコがまだ小学5年だということです。5年後にまったく同じことをやる体力・気力が自分に残っているのか、正直自信がありませんでした。なので、数学の演習問題に慣れた今のうちに、このノウハウを書き溜めておこうと思ったのです。
このブログが、受験生のみなさんの得点力アップに少しでもお役に立てられたら幸いです。